貨車&パンター塗装

平貨車はキットをストレートに作ったので製作記事は無し(ぇ〜)。
その代わり、塗装をかなり力入れてみた。
というか、貨車の塗装は今回初めてだったので、色の出し方に結構悩んでました。
ここにあげた5色はモデルグラフィックスの戦艦大和での甲板塗装のレシピとまったく同じもの。
塗料:溶剤=1:3ぐらいで希釈し@〜Dの順で塗っては部分的にマスキングを繰り返す。
すべてを塗り終えてマスキングをはがしたところ。
タンが思いっきり白すぎて、カーキがかなり黄色く見えてしまった。このスケールでは軍艦の甲板のような塗装は向かない?でも結構塗ってて楽しかったのでこれはこれで良しw
基本色はジャーマングレー・・・・じゃなくて、
修羅場な作業状況。
次のネタがちらほら見えてるのは気のせいにしておいてw
今回塗装の仕上げを同時並行したものだから、塗装ブースだけじゃ乗りきらずに作業机も置き場が無いほどのカオスっぷり。
塗装ブースもカオス状態。
とりあえずすべてにフラットクリアを吹いた時の状態。
この後汚しの作業が待っている。
貨車の汚れ用にはこのカラーを1:1で混ぜた物を使用。
錆入れの前にこの明るい色を墨入れ。
貨車のマーキングはARCHER FINE TRANSFERSの物を使用しましたが、これがまたかなりの曲者。ドライデカールは初めてだったが、何事もチャレンジという事で試しに買ってみたんですが、かなり力を入れても上手く転写されず、結構失敗してしまいました。
ドライデカールは古いものだと圧着が上手くいかないと土居さんに教えてもらい、次からは普通のデカールを使う方がいいと感じました。
たまたまハズレだったのかも・・・・
車体の墨入れ兼雨だれ痕用に今回タミヤから発売された墨入れ塗料(ブラウン)を試してみた。
が、ただそのままの色を使わない天邪鬼な私はジャーマングレーとブレンド。
連結部分の剥げチョロはこのカラーを半々に混ぜた物をドライブラシし、最後に軽く錆色をドライブラシ。
ドライブラシというよりは筆を塗装面に対して垂直に叩くような塗り方を行いました。
この写真は無線機の位置がトランスミッションのコンパネと干渉しないか借り止めし擦り合わせをしている所。位置決めした写真を再度取り直し、無線機を着色後に写真を見ながら接着します。
満遍なく塗った後に縦に垂れたような痕を残すようにエナメル溶剤で湿らせた綿棒で拭っていく。
この程度の力技ではドラゴンのプラは痛むことは無いでしょう。というか、ラッカーの基本塗装とクリアでコーティングされているからプラを犯す事は無いと信じて作業しています。
隔壁の製作写真が見当たらなかったので塗装中の写真を載せときます。
プラ棒、プラ板、プラペーパーでの産物。
ドライバー側からトランスミッション周辺のショット。
無線手側からのショット。
前のパンターUの時はオキサイドレッドを多用しすぎたため、車体内部の変化が乏しかったので、今回は少し配色を考えてみた。
エンジン後ろのオイルタンク、エンジン両サイドにあるラジエターユニットの4つのラジエター、更に写真では写っていませんが燃料タンクは前にパンターUで作った自作パーツを使用。
今回はパンターUのようにリアパネル全部が外せない為、その部分は結構手を抜いている。
車体の方は墨入れ、雨だれ痕を施した後OVMの着色、金属部分はガンメタル地にオリジナルブレンドの錆色をドライブラシし、表面がうっすら錆びたような表現を施した。
予備キャタピラはピグメント3色用いて斑に錆色を施し、更に墨入れを後に施し、ウォッシングを行い、錆錆になり過ぎないような効果を狙ってみましたがさてどんなものでしょうか。
私がキャタピラによく使う錆の表現にはこの3つ。
真ん中の色が良い感じに錆すぎにならないような色に落ち着きを与えてくれます。
この錆色はオリジナルブレンドのエナメルカラーで表現したもの。使用した色はクリアイエロー、クリアオレンジ、レッドブラウンとレッドで赤みを微調整。
さぁ、これからスクラップヤードへ運ばれる部品達。
じゃなくて、塗り終わったパーツをとりあえず貨車の上に積んでみた。
思いっきり錆させたい時はこの3色を使用。
しかも完全に混ぜて使うのではなく、それぞれを別々に塗ったり、適当に混ぜて塗ったりと色を変化させて使用。
かなり真っ赤な錆になるのでキャタピラには使えない。というか、使って凄く錆錆なキャタピラになっちゃったのでもうこのレシピでキャタピラは塗れない、、、
まあ、長い間放置した戦車なら良いかもしれないけれど、生きてる戦車にはお勧め出来ないわ。
じゃ、何処に使うのかと言うとマフラーに斑になるように使用。
溶剤の量は少なめにしているので、立体的な塗膜を表現出来るけれど、塗った後は絶対触れないわ。
車体の反対側の写真を1枚。
ガンメタルで塗った部分はあまりきつくない程度にラストドライブラシ。
そういえば、鉄十字の貼る位置ですが、大日本絵画発刊「第653重戦車駆逐大隊」の写真を見る限りパッケージアートでは前過ぎるのでインストのマーキング&塗装図が正解。