トラベリング・クランプ奮戦記

今回一番面倒だったのがトラベリング・クランプ。
ヒンジ部分には自作のピンを植え付け可動しても外れないようにしました。
使用したものは、おそらくパンター用エッチングパーツに入っていた丸い物に0.5mm真鍮線をハンダ付けした物。
ストッパーのパーツはアベールの物を使用、強度を持たせるため、すべて半田による溶接にした。
しか〜し!ここで大問題勃発!!
このストッパーの取っ手の形状は明らかにクビンカに展示されている車両の物を再現したもので、実際はこの形状は後から造られたものである。
理由は捕獲された間もない車両の取っ手はキットに付属のエッチングパーツの形状と同じもので、どう見てもこれは捕獲後破損か何かして新たに鉄板を溶接したような跡が見られるので(アハトゥンク・パンツァー第6集ティーガー戦車P147参照)、現存車両の写真を見ると何やら溶接して継ぎ足したような跡が・・・
まあ、作ってしまったものは仕方がない。
というか気がつくの遅いよ自分・・・。
真鍮線はとりあえず刺した状態なので、あとで出っ張った部分は切り取ります。
実際砲身に合わせてのチェック。
一応本物と同じ動作ができたのでよしとする。
でもやっぱり強度的にこのパーツすべて真鍮で作り直したほうが良かっただろうか、、、
クランプを折りたたんだ状態。
ここまでは問題なかったのだが・・・・
前照灯を取り付けてから気がついたこと。
前照灯が干渉して実はこの形態は取れないのであった。
この形態を取るためにはすべてのヒンジの軸を外してはめ直すという面倒な手順が必要となってしまった。
原因はクビンカ型取っ手が干渉してしまうためで、本来の形状であれば問題ないと思います。
なんてことしてくれたんだクビンカ&アベール!(いや、リサーチ不足な私が悪いんですよ・・・)