エッチングパーツ奮闘記

エッチングパーツの切り出しには主にアートナイフを用います。
下に引いているのはタイルです。
カッティングシートの上で切ろうとすると、パーツが歪んでしまうので、必ず硬い物の上で切る事。
この時は多少のバリが残っても後で整形するので気にしない。
ヤスリでバリを削って整形します。
使用しているヤスリはタミヤのハードコートヤスリPRO。
ハンダはとにかく小さく刻みます。
これでもまだ少し大きいかな?という程度です。
ハンダは少量できわめて強力に付きますので、あまりたっぷり使う必要はなく、むしろ後でキサゲで削るのが大変だから少なめ少なめを心がけるとよいでしょう。
パーツを接着するとき、仮止めにひっつき虫や写真のようにマスキングテープを用いています。
フラックスは金属によってそれに対応した物がありますので、購入の時は間違わないように注意してください。
一応自分は真鍮などの一般用とステンレス用、後あまり出番は無いですがアルミ用も用意しています。
普通は真鍮用とステンレス用の2種類だけで十分だと思います。
後、ハンダもそれぞれ用途によって種類がありますのでそちらも購入するとき注意してください。
それと、ヤニ入りハンダは某氏がサイトで書いていましたがハンダの流れが悪いとのことで私もそれにならってヤニ無しハンダを使っています。
ハンダを流したい部分だけに楊枝を使ってフラックスを真鍮の上になぞるような感覚で塗ります。
一見付いていない?と思うほどの量ですが、なぞった部分が若干ピカピカになっているのでそれで付いているかどうかが分かります。
付け過ぎるとハンダがあらぬ方向へ流れてしまう事があるのでフラックスもハンダ同様付け過ぎないように心がけます。
ハンダをコテにつけてフラックスをつけた部分になぞる様にすると、フラックスの付いたところに奇麗にハンダが乗ります。
もしハンダが上手く乗らない場合はフラックスが足りなかったか、パーツの温度が低くてハンダが上手く溶けていない事が考えられます。
ただし、後者はあまり熱をかけ過ぎるとほかのハンダ部分が溶けることもあるので、熱のかけ過ぎは気をつけてください。
で、これが完成。
おさえに使っていたマスキングテープは焦げることなく、ほかのハンダも溶けることなくしっかり接着ができました。
これはハンダ付けの応用で、先に糊代部分にハンダでメッキをかけて、パーツを合わせてからメッキした部分に熱をかけてハンダを溶かして接着する方法を試してみました。
ちなみにこのフロントフェンダーはボルト止めを表現出来るよう、パーツが付いているんですが、指示通りの0.3mm真鍮線がナットのパーツの穴が小さかったため使えず、代わりにアドラーズネストの六角ボルトヘッドSSを使用。
片側だけで結構な数を使う羽目に・・・